シナジー効果の種類や詳細について




シナジー効果を狙って事業譲渡を検討する事があると説明されますが、具体的にはどのようなケースや状況がそれに該当し、実際、どのような効果があるのでしょうか?




大きく、利益・コスト削減に関する事です

シナジーとは、2つ以上のものを掛け合わせる事によって生まれる相乗効果の事を言います。中小企業同士の譲渡に関して言えば、主に、「利益」「コスト削減・管理」のシナジーを考えておくと良いと考えます。


利益に関するシナジー

売り上げアップ、顧客アカウントの獲得、ブランドや信用力の獲得、シェア拡大などが該当します。

例えば、技術力や開発力はあるが販売力やそれに類する窓口を持たない会社が、その部分を補う為にM&Aを行う場合や、業界再編に際して同業他者をM&Aする場合(近年で言えば薬局業界)がこれに該当します。


コスト削減に関するシナジー

開発、製造、物流、仕入れ等、販売以前にかかる経費削減を目指すのが該当します。

今までは委託製造によるOEM品を販売していた会社が、自社で商品を製造したい場合や、流通の為に地方の運送業をM&Aする場合などがこれに該当します。

ただし、一般的にニュースになった分かりやすい事例で言うと、居酒屋チェーン運営会社が宅食サービスを始めるに当たり、お弁当の会社を買収した様に、実際には利益シナジーとコスト削減シナジーが混合しているケースが多く(利益を出す為のコストだからです)、どちらか一方を狙ってという考えはあまり実用的ではありません。

2代目・3代目社長特有の生きづらさを解消する